桃林荘は、明治天皇第二皇子建宮敬仁(たけのみやゆきひと)親王の御殿でした。
明治14年昭憲皇太后のご生家である一條家に下賜され、一時期、国が所管しておりましたのを昭和34年明治神宮が御祭神由縁の建物として、これを譲り受け明治記念館に移築して桃林荘と称しておりました。昭和53年の秋、最もお縁り深い明治神宮の神域の内、萩の御庭の一隅に移築され、記念建造物として保管されております。
平成15年7月28日、「建築後50年を経過した歴史的価値を有する建造物で、景観上重要なもの」として「東京都選定歴史的建造物」に選定されました。